家族で山鹿市菊鹿町にある「鞠智城」を訪れました。
鞠智城(きくちじょう、くくちじょう)は1300年前に築かれた古代の城です。
復元された鼓塔だけなのかな…
と思いきや、とてもスケールのある城です。
朝鮮半島で大和朝廷と友好関係にあった百済が滅亡の危機を迎えていました。
朝廷は大軍を率いて救援に向かいます。
ところが、白村江の海戦で唐、新羅連合軍にまさかの大敗。
大陸からの逆襲を恐れた朝廷は、西日本各地に城を築きます。
鞠智城はその一つ。
百済から亡命してきた人々と協力して築かれました。
山を垂直に削り固めた土塁が延々と続きます。
怯える中大兄皇子や大和朝廷。
祖国を逃れて、この地に辿り着いた百済の人たち。
築城に駆り出され地元民。
など思いを馳せながら、
落ち葉敷き詰める土塁の道を歩きました。