NHK朝ドラ「らんまん」は欠かさず見ています。
私も花との出会いを楽しみに山に登っています。
今週のタイトルは「キレンゲショウマ」
お盆の頃、五家荘のブナ林で咲く
黄色い花の群落は見事なものでした。
ただ、近年、キレンゲショウマの群落は消えてしまいました。
鹿の食害のためです。
キレンゲショウマは絶滅危惧種になっています。
同じようにブナ林の多様な草花は消え、鹿が食べないトリカブト、バイケイソウなどの毒草だけが増えています。
鹿が増えた原因は温暖化で奥山の積雪が減った、自然林伐採で鹿が繁殖しやすい環境になったことなどがいわれています。
牧野富太郎博士が健在の頃は、鹿の頭数をコントロールするニホンオオカミもまだ生きていたかも知れません。
いま、キレンゲショウマは椎葉の奥山でネットで守られながらひっそりと生きています。
なんとか残していきたい植物です。