夕暮れ、川辺を歩いていると、小さな虫が顔や頭につきまっとってきます、
なんとも気持ち悪いですね。
虫の名はユスリカといいます。蚊の仲間ですが口は退化し血を吸うことはありません。
ユスリカは餌も食べず生殖するためだけに数日間の命を燃やします。
オスが群れている様子を「蚊柱」といいます。
蚊柱は突き出たものに集まる習性があるらしく、歩いている人間に寄ってくるのもそのためです。
集団で羽音をたて、メスを引き寄せます。
メスは近寄ってくるオスを蹴り飛ばし、自分の羽音とハモったオスをみつけて交尾するそうです。
なんとも壮絶な合コンパーティですね、
そう思うと、うるさい蚊柱にも愛着が湧いてきます。