イスに座ったときの姿勢は「楽な姿勢、良い姿勢」に分けられます。
楽な姿勢とは、骨で体重を支えている姿勢です。
良い姿勢とは、筋肉で体重を支えている姿勢です。
楽な姿勢といえばソファーでリラックスしているときの座り方です。
身体が丸くなってお尻と背中に体重が乗っています。
デスクワーク中やクルマの運転でも疲れてくると、お尻が前にずれて背中が丸くなりますね。
この時、脚やお尻、腰の筋肉は弛緩して背骨や骨盤で体重を支えていますから楽です。
ただ、長く続けると背骨や椎間板に負担がかかり、背骨の変形の原因になります。
上半身もアゴが上がり、猫背になり肩が凝ります。
また、急に立とうとすると、弛緩した筋肉に急激に負荷がかかり、ギックリ腰の要因になります。
良い姿勢とは、座っているとき骨盤が立っていて、背もたれに腰が密着しています、膝関節はほぼ直角です。胸をはって、アゴを引いている姿勢です。