秋も深まり運動するには絶好の季節になってきました。
鍼灸科に受診される方の中にはスポーツ愛好者の方も多くおられます。特にマラソンなど長距離レースにエントリーされる方が多いですね。
初マラソンで完走、自己ベストに挑戦、途中棄権からのリベンジなどそれぞれ目標をもってこられます。
私は運動不足でちょっと走っただけで息があがってしまい情けない限りですが、皆さんの話を聞くと「凄いなと感心させられます。」
真夏に山々を駆け巡るトレールランで100キロを走る方、200キロ以上のウルトラマラソンに出られる方、練習で福岡までの往復される方。
年に数回マラソンに出られる方、毎日10キロ以上のトレーニングをされる方など、まさに皆さん“いだてん”です。
なかには還暦をすぎて100キロを越す過酷なレースに出場される方もおられます。
受診される方の症状としては疲労による太腿の裏側やふくらはぎの筋肉痛、「ランナー膝」と呼ばれる膝外側の痛み(腸脛靭帯炎)、腰痛や坐骨神経痛、足底筋の炎症、股関節周囲の痛みなどです。
長距離走では腹痛になることもよくあるので、レース前には胃腸の調子を整えるツボを加えることもあります。
レースが終わって来院されたとき笑顔で「無事完走できました。」「良いタイムがでました。」の言葉をいただくと「楽しそうだな、よし、僕も走ってみようか!」その時思うのですが・・・。