“よいしょ!よいしょ!”筋トレ、ストレッチ教室の会場から歓声があがります。
参加者の皆さんの四股踏みです。
四股(しこ)踏みはいわずとしれたお相撲さんの稽古法ですが、筋トレにも取り入れています。四股の効果は股関節の柔軟性を高め、体幹や下半身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。股関節の柔軟性がよくなるとリンパの流れがスムーズになって足の浮腫みの改善にも効果があるといわれています。
先日、ラジオである女性の相撲ファンが「力士のお尻の張りをみると調子の良さが分かる」といっていましたが、「なかなか鋭いな」と感心しました。
大殿筋はヒトが立ち姿勢をとるための大事な筋肉ですが、日頃使っていないとすぐに小さく平べったくなってしまいます。足を前へ前へ踏み込む力士にとって大殿筋は仕上がりのバロメーターになるのかもしれません。
大関に昇進した栃ノ心も四股などの基本練習を頑張って強くなったといわれていましたね。
さて、四股のやり方ですが、
1、足を肩幅よりやや広めに構えます。つま先は外側に向けます。腰を落とします。
2、背筋は伸ばし、下腹を引っ込めます。
3、正面を向いてゆっくり股関節を意識しながら足を上げます。あまり高く上げなくても大丈夫です。
4、「よいしょ!」足を着いたら深く腰を落とします。
左右数回ずつやってみましょう。
四股が終わると、筋トレのみなさんの相撲談義に花が咲きます。