お灸とは?

お灸は約3000年前から東洋で発祥し伝承された治療法です。原料のモグサはヨモギの表面の毛を精製したものです。アロマ系のスッと鼻が通るような香りがします。治療に際しては皮膚の経穴(ツボ)に置いて火をつけ温熱刺激により体調改善の効果があります。お灸には米粒の半分くらいにひねって据える直接灸と、火を皮膚に触れないように物を置いて温熱刺激をする間接灸があります。市販されている「せんねん灸」や生姜灸などは間接灸です。

 

当クリニックでもお灸はよく施術します、おもに直接灸です。お灸は熱い、火傷の痕が残ると思われがちですが、繰り返し据えないかぎり痕はつきません。それでも痕が気になる方にはスキンクリームを塗りその上に据えると痕はつきません。

 

刺激は一瞬チクッとする程度です。慢性化した症状の箇所や、頻尿のように身体を温める必要があるときは効果がある場合が多いですね。必ず患者さんの了承を得て施術しています。健康増進のため毎日直接灸をされる方もおられます。小さな灸痕がつきますが、1ヶ月も据えないでいると痕はなくなります。

 

 

もっとお灸の良さを皆さんに広められないかと、いま「お灸教室」を計画しています。まずは家庭でもできる簡単な台座灸(間接灸)から始めてもらえればと、いろいろなタイプの灸を取り揃え試しています。

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